街の灯りに暗雲

ビールの美味しい季節。真夏日が4日多い今年はさっぽろ大道りビアガーデンでは119万人が来場し、ビールの消費量は中ジョッキ89万杯分!前年にも増して賑わっています。

スナックの経営者らの逮捕が相次いで


しかし一方、歓楽街ススキノでは「風俗営業法(風営法)」による取り締まりが強化され、スナックの経営者らの逮捕が相次いでいます。



「風営法」は性風俗の乱れを取り締まることを目的に作られ、2016年6月に改正され取り締まりが強まり。
ここ数年間でススキノでの逮捕者は20人近く、罰金は100万円、拘留は2週間前後。廃業に追い込まれた店もあります。

なぜ逮捕されるのか?


それは風俗営業の許可を取っていない店「特定遊興飲食店」が禁止されている「接待」をしたことが理由です。

風営法では接待について「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と規定しており、お客さんの隣に女性が座りお酌や談笑することや、カラオケの歌声を褒めたり、ママが選曲することも禁止しています。

それでは営業許可を取れば良いのではないか?

許可を取ることは経営者にとって大きなデメリットがあります。


特定遊興飲食店であれば日の出まで営業することができますが、許可を取るとススキノでは1時までしか営業することができません。また信用保険協会の保証対象外となり、金融機関から融資を受けることが難しくなります。

カラオケを歌い談笑することが風俗環境の乱れにつながるのか、警察の取り締まりが過度なものではないのか。街の活気が失わることを心配しています。

札幌市としても出来ることがないのか調査します。